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インデックス投資に積立投資しているから、何も考えなくてもOK!
なーんて考えていませんか!?
景気回復・好景気・景気後退・不景気…どのステージで自分は投資しているのか、無関心はよくありません。
自分の資産が増えたり減ったりしている時に原因は知っておく方が、精神的な安定を保つことができて、狼狽売りをしなくて済むからです。
SBI証券のページに記載のあるこの景気サイクルを見ていれば、今どのステージなのか、世の投資家たちはどの業種の株を買っているのかを理解することができます。
2020年2月(コロナショックの発生)~2021年末 【景気回復期~好景気】
この時代は、GAFAM(google amazon facebook apple Microsoft)は右肩上がりで株式相場をけん引していました
なぜけん引することができたのか?
もちろん各社の技術力の高さもありますが、景気サイクルが大きく関係しています
コロナショックにより経済に深刻なダメージを負った各国は、積極的に金利を下げることで経済の活発化を狙います。
金利が下がって経済活動が活発になることで景気が強くなる=ハイテク株の天下になったわけです。海運業の株(日本郵船・商船三井など)も高配当株(利回り10%以上(4%以上でも十分高配当))として人気を博したのも同様の理由です。
2022年初め~2022年8月末【好景気?~景気後退へ】
2022年のロシアウクライナ戦争をきっかけに、株式相場は下落していきます。一時株価がリバウンドすることもありましたが、下落トレンドに変わりはありません。
なぜなら、各国がコロナショックから経済を立て直すために金利を低くして、インフレを目指した結果、インフレ+景気が弱くなりつつあるからです。
インフレに対して欧米各国は、金利を高くしてインフレ抑制に奔走しています。インフレ抑制は、株価が下がってしまうことを意味するので、景気サイクルを見ると、今まで株価をけん引してきたハイテクとは真反対の領域に入りつつあります。つまり「景気後退期=エネルギー株の時代」に突入しつつあるのです。
さらに追い打ちをかけるようにエネルギー(石油・天然ガス)問題が発生します。
- ロシアが欧州向けの天然ガスの供給をメンテナンスと称して制限
- アメリカが石油企業に増産を求めても企業側が応じない(そもそも急に増産できない)
- アメリカと中東との石油外交が上手く進んでいない
- 石油、天然ガスは再生可能エネルギーを推進する先進国からしたら、重要な資源ではなかった、むしろ石油、天然ガスの使用を減らしていきたかった
上記の理由で、エネルギーの需要に供給が追い付けないことで石油・天然ガスの価格が上がり、エネルギー系の株価が上昇しています。
投資の神様であるウォーレンバフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイもオクシデンタル・ペトロリアム(OXY)というアメリカの石油・ガス大手企業の株を大量に購入しています。同社の株保有率7月7日時点で19%程度になっており、将来的には買収するといわれています。
ウォーレンバフェットもこの景気サイクルの動きを見ながら、動いているのかと思うぐらいにキレイにエネルギー株を購入しています。
今後、株価が下落していくにしたがって、不景気に突入すると通信株・ヘルスケア・消費安定などの安定してリスクの低い株が注目されていくでしょう。
すでにヘルスケア分野は株価が上がっているので、不景気をにらんだ投資がされているのかもしれません。
まとめ
景気サイクルを見ることで現在の状況を理解する、そしてニュースで情報収集をしながら、今後買われていく分野の株を考えることで、投資家自身の心の安定と俯瞰して相場を見ることができます。
虫の目ではなく、鳥の目で相場を見ることで一流の投資家と言えるのではないでしょうか。
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